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2009年6月26日 (金)

剱岳 その3 仙人温泉~欅平

(これは2008年、秋の縦走です)
10月12日(日)
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(仙人温泉の湯煙が!)

仙人温泉で受付を済ませ温泉へ。宿泊はそんなに混んでいないと言われたが小屋を覗くと…。まあ山奥で贅沢は言っていられないか。

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(もうフラフラですwobbly

足がガクガクで一刻も早く温泉に浸かりたい。混浴は男性が芋の子洗い状態。女性専用はなんと貸切!もー万歳!山と空と月とこっくりしたお湯。幸せな感触。夕暮れ時で紅葉が一段と赤い。浴槽の底には大きめの石が敷いてあり乗り上げてついバランスを取ってしまう自分に感心。ガリー効果か。今日一日を振り返り大きく深呼吸。目を閉じると池の平ガリーの斜面が浮かぶ。ほんとに強烈な一日だった。体が溶けるほどお湯に浸かった後はbeerbeerが面白いくらい体に浸透していく。

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今日の晩ご飯はサフランライスハンバーグ乗せとズッキーニのベーコン炒め。食後もしばらくbeer焚き火を囲んで他の宿泊者と宴会。寝る前にまた温泉へ。今度は混浴が貸切happy01のんびり浸かっていると小屋の方がやってきて池の平小屋の下部に見える明かりは沢の水が月明かりに照らされて光っているので人ではありませんと説明に来た。ちょっとびっくりしたhappy02混浴の正面は白馬の稜線。月明かりと頂上の山小屋の明かりがキラキラしている。来年はどこを目指そうかな。体も温まり久し振りに熟睡できたのでした。

10月13日(月)

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(朝日の当たる仙人温泉)

目覚めるとほとんどの宿泊客は出発するところ。私達はビリ、こんなにゆっくりで大丈夫か。今日のコースタイムは確か8時間くらいじゃ…。準備して誰もいない小屋を出発しようとした7時過ぎ、にこにこ顔の小屋の方にコーヒーを誘われる。せっかくなので頂くことに。これから小屋締めをされるとのこと。今年小屋開きに来た際、布団に熊が冬眠した後があり布団が丸くくり抜かれていたそう。食料も荒らされて赤いペンキの缶が噛み切られてあたり一辺血だらけ!みたいになっていたそう。
「熊の口も真っ赤になってるはずですよ」と小屋の大将(!)高橋氏。マムシの刺身の作り方について語られる。20分くらい楽しくおしゃべりした後出発。温泉も高橋氏も魅力的。また行きたい仙人温泉。

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これから歩く雲切新道は新しく旧道より1時間多く歩かなくてはならないそう。旧道は事故が多く今は通行禁止。今日は荷物も軽いし気は楽だけど距離が長い。
尾根道で突然木がガサガサ揺れる。先頭を歩いていた私はみんなのいる後ろへ走ってしまった。さっき熊の話聞いたばかりだったから口の真っ赤な熊出たらどうしようかと思ったよ~。猿だったみたい。

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ダムまでに二組のパーティを追い越す。6時半くらいに出発したグループだしめしめ。まだ新しい梯子を何回か降り透明な黒部川へ。いきなり人工的な建造物が目に入りダムのトンネルに入る。しんみりした線路のトンネルはちょっと怖い。

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ほどなく阿曽原温泉到着。ここから先はよく写真で見る壁のトンネル(?)が始まる。Jvm1011
(屋根付き?)

でも想像していたほど怖くない。でも一度だけ木の橋で足を滑らせ鎖にしがみついてしまった。何組かのパーティを追い越すが道が狭いので注意。ザックが引っかかったりするとやっかいである。それでも昨日とは打って変わって平和なトレッキング。

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(よくこんな道を作ったもんだcoldsweats01足の下は絶壁です)
振り返ると追い越したパーティが歩いているのが見えるがまるで壁を歩いているみたい。

志合谷トンネルでヘッデン装着。途中で光が漏れていたり地面が水浸しだったりなんだかリアル。有名な心霊スポットはこの辺りかな?小説、高熱隧道によると泡雪崩で宿舎ごと吹き飛んで沢山の方が亡くなったとか…。

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(宿舎跡ちょっと独特の雰囲気)
だんだん欅平のアナウンスらしき音声が。
もうこの旅は終わっちゃうのか。筋肉痛でギタギタの足を引きずり駅に向かって最後の下り。ちょっと感極まる。今日ここまでの行動時間約7時間。

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いきなり目に飛び込んでくる人の群れ。紅葉シーズンで駅はごった返している。トロッコ乗車でちょっとゴタゴタしたが屋根のない荷物席に乗れることになりその時点で出発まで20分。下の温泉まで筋肉痛の足でダッシュ!体をざぶざぶ洗い階段ダッシュでトロッコに飛び乗る。
宇奈月温泉まで1時間弱。トロッコ電車でのんびり黒部川を下ったのでした。
新魚津で同行者様達とお別れ。絶対一人では行けなかった裏剱。ほんとにお世話になりました。
信濃大町到着は22:00すぎ。車のタイヤがブロックになっていませんように。
一昨日、震えながらバスに飛び乗ったのが遠い昔のよう。車は無事happy01

今年は映画や雑誌(山渓?)の影響で混むだろうなあ。今回のルートはほんとに面白かった。カッコイイ剱岳、体力があったらまた行きたい。
柴崎芳太郎さん宇治長次郎さん他、道を切り開いて来た方々に敬意を表して。

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コメント

素晴らしい!
文章と写真だけで十分伝わってくるものがあります
リアル最高!説得力抜群です。
何回も読んじゃいました。

投稿: やっさん | 2009年6月26日 (金) 18時46分

やっさん
コメントありがとうございます。
去年の話なんですが結構覚えているものですね。
他の日記から転記したのですが後半は再度書いてみました。
写真を見ながら自分自身感慨に耽ってしまいます。
点の記、日曜日に見に行く予定です。

投稿: アザミ | 2009年6月26日 (金) 22時03分

アザミさん はじめまして!!


憧れの北方稜線。。

自分が行ったわけじゃないけど、
読んでて感動しました(´;ω;`)ウウ・・・

あたしには一生行けないって思っていましたが、
読み進めていくうちに、だんだん行きたくなってきた。。。


でも今のあたしには早すぎる。

もっといろんな山に登って、経験を積んでいつか挑戦してみたいです!!

あざみさん、ありがとうございます!!!


この素晴らしい秋晴れ。
今頃、大キレットを越えていらっしゃる頃でしょうか。。

ジャンで最高の景色を見れることを祈っています♬

投稿: RR | 2009年9月21日 (月) 11時45分

RRさん
コメントありがとうございます。結局穂高は天気に恵まれず槍だけで終わりましたhappy02今日自宅でNHKの山番組で田部井さんがキレットとジャンに行くのを見ていましたcoldsweats01
槍では目の前で人の滑落を見てしまいました。槍も剣も100名山のようですがある程度のトレーニングは必要かと思います。
北方稜線は自分の足で歩いていますが人に連れて行ってもらった立場です。まだ私の経験とスキルでは単独は無理でしょう。
RRさんが行けないってことはないと思います。苦労して行った山で見る景色は格別ですよねhappy01ただそのために決して上から目線で言うわけではないですが基本的な岩登り、簡単なロープワーク、地図読、体力トレーニングのスキルはつけておいた方がいいかもしれませんねhappy01
何か目標を決めて山に行くのも楽しいものですよねsun

投稿: azami | 2009年9月24日 (木) 01時03分

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